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キャリアアップ、女性の起業、子育て・保育支援、まちづくりなど、様々な分野で活躍している女性の事例を紹介します。

働く女性の交流会“ATGネット”を立ち上げて10年

鈴木素子さん

子育て・介護

鈴木素子税理士事務所所長

鈴木素子(すずき もとこ)さん

静岡県沼津市


ATGネットのAは明るくTは楽しくGは元気よく

団塊の世代前後の映画ファンの方にはおなじみのATG(アートシアターギルド)。60年代頃から世界の非商業主義的な名画を日本に紹介してきた映画会社であり、名前だけ見ると、申し訳なくも一瞬映画関係の団体かと早とちりしてしまいます。
しかし、「このネーミングがいいでしょう?」と言いながら、素子さんが名前の由来や設立のきっかけを説明してくれました。
結成されたのは1999年。「働く女性が明るく(A)、楽しく(T)、元気よく(G)、生きられるようにネットワークを組み、仕事を持つことで起きてくる様々な悩みの解決の糸口を一緒に探り考えよう。そして、仲間との出会いを通じてこれまでに思いつかなかったような新しい視点を発見し、交流を通して自己のステップアップをめざそう」という意気込みがこめられたネーミングなのです。
華奢で細身の体に、経営者のオーラというか、自信と風格をまとった素子さん、気さくで優雅で自然体の人です。

活動の場は2カ月に1度の定例会

ATGネットは沼津市を中心に静岡県東部地域をカバー。メンバーは設立当初の7人から今では36人に増えた。年齢層は20代から60代と幅広い。
定例会は2カ月に1度開かれ、これは結成以来変わりません。会員が当番制で幹事となり、関心あるテーマについての学習会を開催します。外部から多様な人材を招きますが、会員が講師を務めることもあります。災害への対応、コミュニケーションのとり方、女性学、国会見学から、健康的な靴の選び方、ウィッグを使ったおしゃれ、カラーコーディネーションまであらゆる領域のテーマにおよびます。学習会終了後は必ず懇親会。毎回あわせて3時間の集まりです。全員が働いているので平日の夜か土日の昼間に開催されています。
10年目にあたる今年の10月18日、10周年記念日帰りバス旅行を実施した。目的地は長野県。小淵沢アウトレットでショッピング、勝沼の甲斐ワイナリーに回ってランチ、工場見学にワインの試飲を楽しみました。家族や友人、男性の賛助会員も含め27人が参加しました。

頼りになる男性会員のサポート

そう、この会には男性会員も参加しています。ただし、彼らは女性でないので賛助会員。「男性たちは毎回出席してくれます。バーベキューなど屋外でのイベントのときなど本当に頼りになります」素子さんは言います。男性といえば、そもそもこのネットワーク結成の際、メンバーたちを紹介してくれたのも当時の青年会議所理事長だった男性だそうです。なんとも嬉しいことに、この会自体が、その出発から男女共同参画の実践で成り立っているのでした。

身の丈を超えない堅実な財政運営が長続きのポイント

年会費5,000円、会費以外の出費は原則なし、定例会開催費用は毎回15,000円、と決めています。会場には労政会館や千本プラザなどの公共施設を使い、最近では駅前の東部パレットの利用が多いです。お金をかけない、身の丈を超えない堅実な財政運営もネットの特徴です。

広がる活動領域

毎回の学習会のほか、ATGネットでは乳がん撲滅キャンペーンに共鳴して会員がシンボルのピンクリボンを胸に着けるなどの活動も展開してきている。また最近では会員の1人がロケ支援を通じてまちの資源の掘り起こしやまちのPRをめざすフィルムコミッション活動のNPO法人を立上げたこともあり、会員同志できるだけ協力していると言います。
「これまでには山もあり谷もありました」と語る素子さんですが、10年もの長きにわたる持続の秘訣は2カ月に1度という活動頻度と、会員に負担を感じさせない堅実な財政運営ではないかと感じました。
そして、もう一つの要因は、まとめ役としての素子さんの存在だと思います。実は取材の際、車で事務所にたどり着く前、一方通行の沼津市街で1ブロック間違えてしまいました。道を教えてくれたご近所の女性の口ぶりからは、明らかに素子さんへの敬愛が感じられました。沼津市街の一等地にある事務所も、実はお子さんの友人のお爺様の元税理士事務所を使ったらとオファーされたものだそうです。
素子さんというリーダーのもとに集まった女性たちが、これからもずっと明るく楽しく元気よく生きていけるよう、ATGネットの益々の発展を祈りたい。

(平成21年11月取材)

これまでの歩み

静岡県立沼津東高校を経て、早稲田大学大学院商学研究科博士課程 前期修了。

1986年

税理士試験合格

1995年

沼津にて税理士事務所開業

1996年

事務所移転 現在に至る


公職等多数歴任。長年、現在に至るまで沼津市社会教育委員、静岡地裁沼津簡裁調停委員等を務める。また沼津まちづくり(株)常任監査役、独立行政法人静岡県立病院機構監事、学校法人理事・評議員ほか。


学習会
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沼津港海人祭カッターレース参加
沼津港海人祭カッターレース参加

お問合せ先

静岡県くらし・環境部男女共同参画課
電話番号:054-221-3363 FAX:054-221-2941
E-mail:danjyo@pref.shizuoka.lg.jp